ベトベト汚れのレンジフードは、年に1回の大掃除の際に苦戦する人も多いでしょう。ですが、年に数回定期的に掃除するだけで、特別な大掃除をしなくても良くなります。
また、シロッコ型やターボ型は自分で掃除するのは難しいと思い、プロにクリーニングを依頼する人もいるかもしれません。
でも、実は自分でも簡単にお掃除できるんです。
ここでは、自分でできるレンジフードの掃除方法をご紹介します。安心安全なセスキ炭酸ソーダを使った方法で、レンジフードをピカピカにしましょう!
レンジフードの汚れは油とホコリ
レンジフードのベタベタ汚れの正体は、油とホコリです。
調理する時に出る蒸気には、油が含まれています。油を含んだ蒸気と空中にあるホコリや塵が混ざり合って、フードに付着するのです。
油を含んでいるため、水拭きなどでは落ちにくく、頑固な汚れは放っておくほどより頑固で落ちにくくなります。
レンジフードの掃除に使う安心安全な洗剤の作り方
掃除のプロなどは、市販の住宅用洗剤などを使いますが、せっかく自分で掃除するなら人体に優しいものを使いたいですよね。
そこで、今回ご紹介するのはセスキ炭酸ソーダ。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、油汚れに最適です。
セスキ炭酸ソーダは、100円ショップやドラッグストアで手に入れることができます。
セスキ炭酸ソーダと重曹の違い
セスキ炭酸ソーダと重曹はよく比較され、「重曹ならうちにあるけど、重曹じゃダメなの?」という疑問を持つ方も多いと思います。
そこで、セスキ炭酸ソーダと重曹を比較してみましょう。
セスキ炭酸ソーダ | 重曹 | |
素材の質感 | サラサラした結晶の粒 | 粉っぽい |
溶けやすさ | 溶けやすい | 溶けにくい |
アルカリ度 | 9.8ph | 8.2ph |
研磨機能 | 効果なし | 効果あり |
ご覧のように、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく、アルカリ度も重曹より高めです。重曹もダメというわけではありませんが、セスキ炭酸ソーダの方がより油汚れを強力に落としてくれます。
ただし、洗浄効果が強力なぶん手肌への負担がかかるので、必ずゴム手袋の着用をしましょう。
セスキ炭酸ソーダ洗剤の作り方
セスキ炭酸ソーダ洗剤の作り方はとても簡単です。
■水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を溶かす
必要なだけ水とセスキ炭酸ソーダを等倍にして作ります。作った洗剤はスプレーボトルに入れるなどしてください。
また、つけ置き用を作る際は、60度くらいのお湯で作るとより効果的です。
3.レンジフードの掃除方法
掃除に取りかかる前に、以下のものを準備するのがおすすめです。
事前準備
- 新聞紙
- 45Lなど大きめのゴミ袋
- ゴム手袋
- 使い古しの歯ブラシ
- スポンジ
- 食品用ラップ
- 使い捨ての布
- キッチンペーパー
掃除する前に、周囲が汚れないよう新聞紙などで養生しましょう。また、掃除前には電源プラグを抜いておくのを忘れずに。
掃除の手順
- シロッコファンやターボファンは、フィルターを外し、ネジ・ファンの順に取り外します。
- シンクに大きめのゴミ袋を広げ、つけ置き用の洗剤を入れます。
- 分解したフィルター・ファンなどを1〜2時間ほどつけます。
- ネジなど細かな部品はキッチンペーパーを被せ、上から洗剤の入ったスプレーをかけてラップします。その際、部品とキッチンペーパーを密着させるのがポイントです。
- 時間が経ったら汚れを落とします。広い部分はスポンジで、細かな部分は歯ブラシを使うと落としやすいです。
- お湯で洗い流します。
- 使い捨ての布などで水気を拭き取り、レンジフードに取り付けます。
レンジフードを掃除する間隔
レンジフードの掃除は、年に1回よりも2〜3ヶ月に一度行うのが効果的です。
頑固な汚れは積もり積もるとより頑固になりますが、定期的に掃除すれば次に汚れても落ちやすくなるからです。
レンジフードの掃除法のまとめ
レンジフードの掃除には、市販の住宅用洗剤でもできますが、安価で環境や身体に優しい「セスキ炭酸ソーダ」がおすすめです。
「レンジフードの掃除は大変」というイメージがありますが、ご紹介した手順で2〜3ヶ月に一度の割合で行えば、頑固な汚れになる前にキレイにすることができます。
休日や空いた時間を利用して、レンジフードを掃除する習慣を作りましょう!