「素敵なリビングを想像してリフォームしたのに、こんなはずではなかった…」という事態は、絶対避けたいですよね。
理想のリビングにするリフォームを成功させるには、抑えるべきポイントがあります。まずは、よくあるリビングリフォームの失敗例からごらんください。
こんな失敗は痛い!リビングリフォームの失敗例
リビングのリフォームでよくある失敗例をいくつかご紹介します。リフォームする前に、しっかりと確認して失敗を避けてくださいね。
窓を大きくしたら視線が気になる
リビングの失敗で多いのが、採光のためにと窓を大きくしたものの、道路などに面しているので行き交う人の視線が気になって、カーテンやブラインドを開けられないというものです。
また、窓の大きさは、冷暖房にも影響します。大きすぎる窓は、夏は暑く冬は冷気が入りすく結露しやすいという盲点があります。
収納が多すぎまたは少なすぎ
壁一面の壁面収納は、扉を閉めればスッキリとした見た目になるのが魅力的です。ですが、壁面収納の前にソファなどの家具を置いてしまうと、収納したものが取り出せなくなる可能性があります。
また、空間を広く使おうと収納を少なくした場合、今まで収納できていたものが収納できなくなります。
リビングに収納していたものを別の部屋に収納すると不便になるため、結局は収納家具を増やす羽目になることも…。そのほか出しっぱなしの物が増えてしまう可能性もあります。
窓が多すぎて夏は暑く冬は寒い!
窓を大きくした失敗例と似ていますが、部屋を明るくしようと窓を大きくした結果、外気の影響を受けやすくなって、夏は暑く冬は寒くなったという例もよくあります。
その他、窓があるため今まで置いていた家具を置けなくなるという失敗もあります。
合わない床材を選んでしまった
部屋の雰囲気を変えたいとおしゃれな床材にした際に、リビングに合わない床材を選んでしまうという失敗です。傷が付きやすい・汚れが目立ちやすく修繕費がかかるなど、リビングに合わない床材は後から困ることになります。
階段を設置したら冬が寒い!
リビングに階段があると開放的で素敵ですが、階段をリビングに設置した結果、2階との境目がなくなり暖かい空気が全て上に行ってしまうという失敗はよくあります。
暖かい空気が2階に行ってしまうので、いくら暖房をつけてもリビングが暖かくならず、暖房費もかさみます。また、階段の分だけリビングが狭くなったという声もよく聞きます。
失敗しないための5つのポイント
よくあるリビングリフォームの失敗例をいくつかご紹介しましたが、リビングのリフォームで失敗しないためのポイントは、以下の5つです。
季節による光や気温を考える
リフォームを考える時に陥りがちなのが、そのときの状況だけで決めてしまうということです。
日本には四季があるため、季節に応じて部屋の温度や湿度が変化します。また、太陽の通り道も季節によって異なるため、西日や夏の太陽が部屋のどの位置まで入るかなどは確かめておきたいものです。
収納と家具の配置を考える
収納をどうするのかは、大きな問題です。壁面収納にする場合、前に大きな家具を置けないので、床でくつろぐのかソファでくつろぐのかなど、ライフスタイルにも影響するでしょう。
元からある家具をどの程度置くのか、どういったくつろぎ方にするのかを事前に考えておくのがおすすめです。
窓は周囲の状況を考慮する
窓は外からの光や風を取り入れる重要なアイテムですが、周囲が隣家の庭や道路などに面している場合は、開け放つことが難しくなります。
窓は周囲の状況を判断した上で、充分に機能するような位置に設置しましょう。
床材は自分で見て確認する
床材を選ぶ際は、自分の目で確かめることが重要です。また、吸湿性や修繕方法なども聞いておくとベストです。
畳からの張替えやフローリングの張り替えは、材料費のほかに元の床材の廃棄費用や工事費用もかかることを頭に入れておくことが肝心です。
空気の流れを考える
リビングを吹き抜けにする際には、空気の流れを考慮することが必要です。いくらおしゃれになっても、暖かい空気が逃げて寒いリビングでは、暖房費だけでなく健康問題にも及びます。開放感を出したい場合は、吹き抜けにせずに天井を高くするだけで充分な場合もあります。
ポイントを押さえて失敗しないリビングリフォームを!
リビングをリフォームする際は、以下のポイントを考慮に入れることが重要です。
- 季節による光や気温の変化
- 収納と家具の配置
- 周囲の状況を考慮した窓の設置
- 床材は実際に見て確認
- 空気の流れ
リビングは家族が集う憩いの空間です。失敗のない素敵なリフォームをして、より豊かな暮らしを実現してください。