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癒しの空間「和室」のリフォーム

2019年4月15日


今や「洋室」にその主流の座を奪われてしまった「和室」ですが、古くから日本の風土にマッチし、優れた機能を持っていることはご存知でしょうか?
近年ではその魅力を再認識されていることもあり、新築住宅にも積極的に「和室」を採用したり、畳スペースを確保したりするなどの傾向も見られます。
「和室」は、定期的にメンテナンスをすることで、ながく、また多くのメリットを得ることが可能となります。
今回は山口県下関市で実際に行われた「和室」のリフォームについてご紹介いたします。

和室のメリットとは

まず和室の持ついくつかのメリットについて見てみましょう。

調湿性能

畳表や塗り壁などに代表される自然素材は、湿度の高い時期には湿気を吸収し、湿度の低い時期に吐き出すといった調湿性能に優れることが特徴です。
調湿性能こそ高温多湿といった日本の風土にとって最も効果を期待する性能といってもよいでしょう。

安全性能

畳はフローリングと比較しても弾力性があり、子供や高齢者の転倒による事故防止に効果的です。

多用途

和室はシーンによって使い分けができる非常に使い勝手のよい部屋であることが大きな特徴です。
来客時の客間として、あるいは子供の遊び場として、またそのまま横になることもできるため休憩場所としても最適です。
さらに小上がりとした場合、畳の下部に収納スペースを確保し、空間の有効利用をすることもできます。

和室リフォームの目安について

和室のリフォームを行う場所として、おもに「畳」「ふすま」「障子」があります。
それぞれリフォームを行う目安について解説いたします。

畳は経年によって痛みが生じます。
その症状としては、表面の傷や日焼け、歩行すると凹凸を感じる、カビ臭がするなどがありますが、症状によって「裏返し」「表替え」「畳替え」大きく3つの方法でメンテナンスを行います。
「裏返し」は畳表を裏返してそのまま使用しますが、目安は2年~4年程度となります。
畳表に現れる軽微な症状を、裏返すことによって、これまでと同様に使用することができます。
「表替え」は畳表を新しいものと交換しますが、目安は4年~6年程度となります。
畳床はしっかりしていても畳表の痛みが大きい場合は、畳表のみを新しいものと交換することが可能です。
「畳替え」は畳を新調して古いものと交換しますが、目安は10年~15年となります。
芯材となる畳床の痛みが大きい場合は、古い畳を撤去し新しい畳と交換します。
また畳には「縁なし畳」や「琉球畳」など多くの種類があり、さらに畳表や畳床についても機能性を高めたものなど選択の幅が広いといった特徴があります。

ふすま

ふすまは紙といった素材であることから耐久性には不安があります。
経年によって色あせや変色、やぶれなど劣化による症状は現れます。
張り替えを行う目安は10年程度です。

障子

障子もふすま同様に紙であることから衝撃に弱くやぶれやすいといった特徴があります。
またやぶれたまま放置した場合は美観を損ない印象を悪くすることにつながるため、やぶれた場合には早めに張り替えることがよいでしょう。
経年によって色あせや変色が現れるため、張り替えを行う目安は5年程度となります。

施工事例について


今回のリフォームは、床の間や仏間、神棚のある本格的な和室の内装について、経年による劣化をリフレッシュするために行いました。
畳は新調したものと入れ替えを行い、障子は建具を腰下ガラスのものにつくり直して採光性を高めました。
こだわりの本格和室が新しく生まれ変わり、今後においても癒し空間としての効果が期待できそうです。
その他にはカーテンの交換とクロスの貼り替え、さらに廊下の床は、既存の床の上にパナソニック製のジョイハードフロアを増し貼りしています。
ジョイハードフロアの表面は耐久性に優れ、ペットのいる家庭や車椅子の使用に対しても汚れや傷をそれほど気にする必要がありません。
全体工期は約20日間、費用は約180万円で完成しています。

まとめ
和室は日本の風土に適したつくりであり、用途に応じて便利に使用することができます。
また和室は奥が深く、つくりや素材などこだわりを詰め込み好みの部屋をつくることも醍醐味のひとつです。
癒しの空間としてながく使い続けるためにも、定期的に適切なメンテナンスを行い、またライフスタイルの変化など必要に応じてリフォームを行ってみてはいかがでしょうか。

取材協力:
イワタニ山陽株式会社
広島市安芸区中野1丁目7番2号
TEL:082-893-3055/FAX:082-893-0943

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