リフォームで最もお金をかけるのはバスルール

2019年9月20日、「2019年版 HOUZZ & HOME 住宅リフォーム・リノベーション市場調査」の結果が発表されました。
この調査は、家づくりとインテリアデザインのプラットフォーム「Houzz」に登録する世界中のユーザーのうち2018年中にリフォーム・リノベーションを行った人を対象に実施されたもので、日本では約2,900名が回答しています。

費用は1回当たり200万円

調査によると、1回のプロジェクトでリフォーム・リノベーションをするのは平均2部屋で、全体の費用の中央値は200万円でした。世代層でもっとも多かったのは、「40〜54歳」と「55〜74歳」で、合計すると9割近くにも上ります。

費用の中央値はそれぞれ、120万円(40〜54歳)と350万円(55〜74歳)でした。

また、2019年も多くの「40〜54歳」(45%)と「55〜74歳」(34%)がリフォーム・リノベーションを実施予定と回答しています。

バスルームにもっともお金をかける

2018年にリフォーム・リノベーションがもっとも多く実施された部屋はバスルーム(28%)で、かけられた費用は昨年に比べ20%増加、その中央値は120万円でした。

次いで、キッチン(25%)、リビング(25%)と寝室(20%)でした。

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リノベ理由は「よりお手頃」「カスタマイズ」「住んでるエリアから離れなくてよい」

「リフォーム・リノベーションを実施する」か「新しく物件を購入する」のどちらかを選択するとき、費用面での実施のしやすさからリフォーム・リノベーションを選択する人が多い傾向にあります。

「40〜54歳」と「25〜39歳」がリフォーム・リノベーションを選んだ理由の多くは「よりお手頃に実施できるため」でした。また、「25〜39歳」は費用面と同時に「デザインや機能をカスタマイズできる」という理由からリフォーム・リノベーションを選択しています。

「55〜74歳」がリフォーム・リノベーションを選ぶ理由としてもっとも多かったのは「住んでるエリアから離れなくてよい」でした。

 

支払いは現金が主流。カード払いも増加傾向

リフォーム・リノベーション費用の支払い方法でもっとも多かったのが現金・貯金(68%)で、次いで国際ブランドのクレジットカード(16%)、住宅ローン(7%)でした。

クレジットカード(国際ブランドと加盟店のみで使用できるクレジットカード)で支払う人が、 去年(10%)より今年(22%)の方が12%も増えており、住まいづくりにおいてもキャッシュレス化が進んでいる傾向が見られます。

「55〜74歳」の100%が専門家に依頼

9割近い人がリフォーム・リノベーションをする際に専門家に依頼をしたと回答しています(86%)。依頼する専門家でもっとも多かったのは 工務店(27%)で、次いで施工会社(15%)、設計施工・リノベーション会社(15%)でした。

そして、100%の「55〜74歳」が「専門家に依頼をした」と回答しており、また「40〜54歳」(83%)と「25〜39歳」(88%)も、高い確率で専門家に依頼をしていることがわかりました。

デザインや見た目を優先してリノベ

およそ半数の人が(46%)、デザインや見た目をよくするためにリフォーム・リノベーションを実施しています。「40〜54歳」(51%)の方が、「55〜74歳」(41%)や「25〜39歳」(39%)に比べて、よりデザインや見た目を優先してリフォーム・リノベーションを実施する傾向にあります。

住まいの省エネ化が増加傾向に

デザインや見た目の向上を重視する一方で、26%の人が住まいの断熱性能を高めることなどで省エネ化をしています。そして、「40〜54歳」(32%)と「55〜74歳」(29%)の方が、「25〜39歳」(6%)より省エネに対する関心は高い結果となりました。

リノベとともに模様替えや備え付け家具の購入を実施
リフォーム・リノベーションを実施した38%の人が、並行して模様替えや家具の備え付けも実施しており、「25〜39歳」(52%)がもっとも多い結果で、次いで「55〜74歳」(25%)となりました。また、各世代の多くがダイニングセットやドレッサーなどの大型家具を購入しており、もっとも多く購入したのは「40〜54歳」(42%)、次いで「55〜74歳」(41%)、「25〜39歳」(40%)でした。

「2019年版 HOUZZ & HOME 住宅リフォーム・リノベーション市場調査」のまとめ

世界の経済状況が著しく変わる中でも、今後も需要は一定程度続くことが予想されます。
毎年リフォーム・リノベーションのトレンドに変化が見られますが、日本ではバスルームにもっともお金をかけていることがわかりました。

また、これまで日本では、老朽化のため、リフォーム・リノベーションを行う人が多い傾向がありましたが、年々、暮らしを向上させることを目的にする人が増えています。

個々のこだわりや個性を反映した住まいを求める人が増えているため、おしゃれは服やモノ、コトから住まいにも移行していることが考えられます。

デザインや見た目が美しいだけではなく、環境にも配慮したサステナブルな住まいづくりを好む人も増えています。
(Houzz Japan 株式会社 代表取締役 加藤愛子さん)