換気扇は、外側のカバー(フィルター)しか掃除したことがないという人も以外に多いのではないでしょうか? 換気扇は自分で外して掃除することができます。
今回は、洗剤やセスキ炭酸ソーダを使った、換気扇の掃除方法をご紹介します。
換気扇のタイプは2種類
換気扇は、従来のプロペラタイプと円筒状のシロッコタイプに分けられます。外して掃除したことのない人は、多分シロッコタイプだと思います。今回は、シロッコタイプの掃除にもチャレンジしてみましょう。
コツは置き時間とお湯!
換気扇を掃除するときのコツは、洗剤やセスキ炭酸ソーダをかけたあと、時間を置いてからこすることです。洗剤もセスキ炭酸ソーダも、油汚れを分解するまでに時間がかかるため、洗浄剤をつけてすぐにこすりはじめるよりは、少し時間を置いたほうがきれいに素早く落とせます。
また、油汚れは水よりお湯のほうが落としやすいため、つけ置きや洗い流す時はお湯を使いましょう。
換気扇掃除をはじめましょう
それでは、換気扇の掃除に取り掛かりましょう!
①準備
まずは、掃除に必要なものを準備します。
- 新聞紙
- ゴム手袋
- スポンジ
- いらないタオルやフロス
- いらない歯ブラシ
- ゴミ袋
- 洗剤またはセスキ炭酸ソーダ
- (お湯、スプレーボトル、ゴミ袋)
洗剤を使う場合は、アルカリ性の洗剤を使います。洗剤を使用しない場合は、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダを使用します。セスキ炭酸ソーダは、セスキ炭酸ソーダスプレーを作るため、スプレーボトルも用意してください。
次に、換気扇の電源を切ります。掃除中に誤ってスイッチに触っても、事故を起こさないためです。
②パーツを外す
換気扇のパーツを外していきます。大体の製品は、ネジや留め具を外したり、スライドしたりすれば簡単に外せるようになっています。
- フィルター
- カバー(ベルマウス)
- ファン
上記の順に外していきますが、注意したいのは、ファンを取り付けている真ん中の留め具やネジが、時計と反対周りに緩めるようになっていることです。
ただし、硬い場合は無理に外そうとせず、本体に貼ってある外し方のシールや、取扱説明書をごらんください。また、製品によってはファンを外せないものもあります。
③パーツを掃除する
シンクなどに外したパーツを置き、洗剤またはセスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけます。5〜10分ほど置いてから、スポンジで軽くこすって汚れを落としてお湯で洗い流します。細かい部分は歯ブラシを使って落としましょう。
つけ置きする場合は、ビニール袋を敷いたシンクやバケツに、沸騰したお湯とセスキ炭酸ソーダ(1リットルに対し大さじ3)を入れて、つけ置きします。つけ置き時間は1時間程度で、その後はこすって汚れを落とし、きれいに洗い流します。
なお、ハネがたくさんついているファンの場合は、バランサーをいじらないよう気をつけましょう。バランサーとはハネの一部についている部品で、回転を安定させる重りのような役割をするものです。バランサーが動いてしまうと、換気扇の動作に支障が出てしまうので、注意してください。
④本体を掃除する
本体の掃除をはじめる前に、床が汚れないように新聞紙を敷きます。その後、レンジフードや、フード内部を掃除していきます。
本体は直接スプレーを吹きかけると垂れてしまうので、いらないタオルやフロスにスプレーを染み込ませてから拭き取ります。
汚れがひどいものは、油とホコリなどが混ざってこびりついている場合があります。拭いても落ちない汚れは、プラスチックのヘラなどを使って落としてから、セスキ炭酸ソーダスプレーで他と同様に拭き取りましょう。
⑤元通りに組み立てる
最後に外したパーツをすべて元通りに組み立てます。組み立てたら電源を入れて動作確認をするのも忘れずに。
1年に一度は換気扇を掃除しよう
今回、意外に簡単に掃除ができることが分かったのではないでしょうか。換気扇が汚れていると、調理中に出る油や煙をよく吸えず、お部屋の空気を汚すことにもなります。換気扇は毎日の調理でかなり汚れるため、1年に一度はきれいにしたいものです。