省エネ対策は地球環境に優しいだけではなく、家庭でできるものであれば家計にも負担がかからないというメリットがあります。
そんな家庭でできる省エネの代表格が、今回ご紹介する「エコキュート」と「エコジョーズ」です。
「エコキュート」「エコジョーズ」って、耳にしたことはあるけど、どんなもの?
「エコキュート」と「エコジョーズ」の違いってなに?
こんな疑問にお答えします。
エコキュートってなに?
エコキュートは給湯器を利用した省エネ対策です。
主に、オール電化の家で利用されることが多く、深夜の安い電気を使ってお湯を沸かすシステムを使っています。
作られたお湯は貯水タンクの中に貯めておく仕組みになっていて、毎日深夜に作られたお湯が継続的に貯水タンクの中に補充されていくというものです。
貯水タンクの中に貯まっているお湯を使っていれば、いちいちお湯を沸かさなくて済みますし、また給湯器を使用するコストを軽減することができ、省エネ対策として利用できます。
このためエコキュートを利用する場合は貯水タンクを設置するスペースが必要です。
毎日どの程度のお湯を利用できるのか考えて利用しなければいけません。
お湯が足りなくなった場合は自動的にお湯を作ってくれますが、その場合は高いコストを必要とするので省エネを考える際には注意が必要です。
エコジョーズてなに?
エコジョーズも給湯器を利用した省エネ対策です。
従来の給湯器と同じようにガスを利用してお湯を作ります。
ただ従来の給湯器は使用するガスの2割程度を排気ガスとして無駄にしていたのに対して、エコジョーズの場合は排気ガスとして捨てられていた排熱を利用するという特徴を持っています。
このため従来のガス給湯器よりもガスの使用量を抑えることができるので、ガス料金などのコストを抑えることができます。
瞬間湯沸かし器のシステムを使った給湯器なので、必要な時にお湯を作り出してくれます。
このため定期的にお湯を利用することができるほか、飲用としても使えます。
ただし使用頻度やお湯の使用量が高くなればそれだけガスを消耗することになるので、その点が注意点として指摘されています。
エコキュートとエコジョーズの違い
このようにエコキュートもエコジョーズも給湯器を使った省エネ対策として家庭でも導入されているのですが、その違いとして指摘されているのが使用されている燃料です。
エコキュートの場合は電気を使用しており、エコジョーズの場合はガスを使用しています。
またどちらも設置する際にある程度のスペースを必要とするのですが、エコキュートの場合は貯水タンク分のスペースが必要になるのでどうしても広いスペースが必要となります。
ほかにも飲用にできるかどうかなどの違いもあるので、導入する際にはこの違いを把握して検討することが大切です。