リフォームノート

耐震リフォームの基礎知識|リフォームを考える前に知っておくべきこと

2019年1月17日

ここ数年、日本各地で地震の発生率がかなり上がってきていますね。
自分の家は地震に耐えられるかな……と不安になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、建て替えるのは経済的に大変なため、近年は耐震リフォームに注目が集まっています。

ここでは、耐震リフォームの基本として、耐震リフォームでできることや種類、費用などについてご紹介します。

耐震リフォームを考える際に、ぜひお役立てください。

建物の「耐震」考え方

住宅を含む建物は、「建物基準法」によって定められています。

建物基準法

  • 1981年以前に建てられた建物:旧耐震基準
  • 1981年以降に建てられた建物:新耐震基準

また、耐震性能はレベルが定められており、「住宅性能表示制度」で耐震等級1〜3までとなっていて、レベル等級の数字が大きいほど、耐震性能が優れています。
さらに、2000年以降は金物の補強や壁量バランスなどの規定も加えられました。

このため、耐震リフォームを行う場合、新耐震基準と2000年以降に追加された規定に沿って、耐震改修を行うこととなります。

 

自分の家はどの程度耐震リフォームすればいいの?

自分の家がどの程度の強度があるかは、専門家に診断してもらうのが一番です。

「うちは新耐震基準で建てられているから大丈夫」と思っていても、経年劣化などの可能性があります。

診断の依頼先は以下の団体があります。

診断の依頼先

ちなみに診断費用は団体や方法によって異なりますが、およそ5〜20万円です。

 

耐震リフォームの気になる費用は?

費用は箇所や工法によってマチマチですが、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合のデータによると、2014年の時点で木造住宅の約6割が150万円未満でした。

ただし、旧耐震基準の建物は改修箇所が多くなるため、それよりも高くなる可能性が大きいでしょう。

耐震リフォームの箇所

耐震リフォームには、大きく「壁」「柱」「基礎部分」「屋根」があります。耐震リフォームは、工事中に住む仮の住まいを探さないとダメなのでは? と思っている方もいるかもしれません。

でも、現在では耐震リフォームのための様々な補強材や工法が開発されており、家にいながらリフォームすることが可能です。

また、コストパフォーマンスにも優れており、「大改修」のイメージを払拭しています。

 

壁の耐震リフォーム

壁は、弱いと横揺れで歪んでしまうため、強固にする必要があります。
方法としては以下の2つです。

  • 筋交いを入れる
  • 壁自体を強靭な板にする

 

柱の耐震リフォーム

柱は土台から入れ替えるのが一般的ですが、最近では土台がしっかりしていて、かつシロアリなどの被害がなければ、内側から改修する制震テープ工法があります。
制震テープ工法は、柱や梁に挟むことで揺れを軽減し、手軽にできる工法です。コストパフォーマンスも良いので注目されています。

 

基礎の耐震リフォーム

近年開発された「FRPグリッド基礎補強工法」は、既存の住宅の“地面から上の部分”の基礎を補強できる、非常に優れた工法です。
グリッド状(格子状)の素材は炭素繊維とガラス繊維からなり、軽量なのに鉄筋よりも強度があり、扱いやすく時間も手間もかからずに行えます。

ただし、外側に面していない部分は補強できないという課題もあります。

 

屋根の耐震リフォーム

屋根が重いと建物を潰しまう可能性があります。屋根の耐震リフォームのポイントは「軽量化」です。

屋根材は、以下の3つがあります。

  • 金属板:アルミニウムやステンレスなど。瓦形や平葺きが一般的
  • スレート:セメントと繊維で作られている。リーズナブル
  • コンクリート:軽量化したコンクリート。バリエーションが豊富

 

まとめ
耐震リフォームの「耐震」について、またリフォームの箇所などについてご紹介してきました。
いつ襲ってくるか分からない地震に備え、耐震リフォームは急務と言えます。
ただ、この不安な心情を利用して、診断の説明を詳しくせずに不要な工事を行う悪質な業者もいます。
リフォームする前に診断してもらったら、必ず詳しく説明してもらい、納得してから施工を依頼するようにしましょう。

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