ヘルシーライフ

理想的な入浴方法は「40度以下・10分以下」

暑さもようやく落ち着きをみせ、そろそろシャワーからお風呂に切り替えたくなる季節がやってきました。
ところで、皆さんはお風呂はどうように入っていますか。

  • ぬるめのお湯で長く浸かる
  • 熱〜いお湯に我慢できなくなるまで浸かる
  • カラスの行水

人によって好みはいろいろあると思います。
リンナイの調査によると、もっとも理想的な入浴方法は「40度以下で、10分以下」だとか。

家庭の浴槽での溺死者数がこの10年で2倍になったというデータもあります。
これからお風呂が恋しくなる季節ですが、ぜひ安全かつ健康な入浴を心掛けて下さい。

毎日浴槽に浸かる人は約4割

いったい世間の人々は、どのくらいの割合で浴槽に浸かっているのでしょうか。
リンナイが全国20~70代の男女計960名を対象に「入浴習慣」に関する意識調査を行ったところ、43.9%の人が「7日」と回答しました。つまり毎日、浴槽に浸かっていました。

2番目に多かったのは「0日」の21%です。

お風呂派は毎日、シャワー派は一切お風呂に浸からなくてもいいということでしょう。

九州人・北海道人は長風呂好き

では、「浴槽に浸かる時間」について尋ねたところ、平均が15.2分でした。
エリア別では、最も長かったのは九州の18.5分、次が北海道の16.8分と、温泉が多いエリアが長風呂という結果になりました。最も短かったのは中部エリアの13.3分、中国エリアはちょうど平均値になります。


次に冬場の温度設定について尋ねると、42℃が最も多く、40~42℃がボリュームゾーンということがわかりました。

約3割の人はヒートショックの危険性が高い「熱中症風呂」で入浴

入浴習慣の結果をうけて、入浴時間と入浴温度を軸に、入浴習慣を4つのタイプに分類すると、安全かつ健康的な入浴とされる「10分以下×40℃以下」の入浴を行っている人は20.4%と2割程度しかいませんでした。

健康にいい入浴方法を、東京都市大学人間科学部教授の早坂信哉先生に聞いてみました。
先生は温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者です。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演しているのでご存じの方も多いでしょう。

[chat face="hayasaka.jpg" name="早坂信哉 先生" align="left" border="gray" bg="none" style=""]入浴時間10分以下×湯温40℃以下を安全な“健康手抜き風呂”として推奨しています。
浴槽を用いた入浴というと、長い時間お湯に入らないと美容や健康効果がないのでは?と考える人が多いのですが、実際は10分以下のお手軽な“手抜き”の入浴法で十分です。
この“健康手抜き風呂”を実践している人はたった2割でした。
逆に全く浴槽に浸からない人も2割もいましたので、気負うことなくまずは10分浴槽に浸かってみてださい
高温の湯や長時間の入浴はのぼせやヒートショックの危険があります。[/chat]

専門医による入浴タイプ別診断

各入浴タイプについての特徴と、気をつけるべきポイントを早坂先生に解説いただきました。

【推奨】健康手抜き風呂(10分以下×40℃以下)

ややぬるく、また時間も短く感じられますが、40℃で10分の入浴を行うことで体温も上がり、血流も改善します。血流が改善すると疲労も回復し、慢性の痛みも和らぎます。
またヒートショックと呼ばれる血圧の急上昇が少なくなり、入浴後の皮膚の過乾燥も少なく済みます。
時間もかからず手間いらずで簡単ですが、安全で健康効果は抜群です。

のんびり長風呂(11分以上×40℃以下)

美容目的でぬるいお風呂に長時間入っている方はいませんか?
長く入りすぎると保湿成分が皮膚から流失して入浴後に肌が乾燥します。
また、ぬるくてもあまり長く入っていると体温があがり脱水になったりのぼせたりします。
長く入りたい人は途中でお湯から出たり、保湿成分の入っている入浴剤の利用や浴室で使う“お風呂保湿化粧品”を使うといいでしょう。

江戸っ子風呂(10分以下×41℃以上)

俗に“熱い風呂にさっと浸かるのが江戸っ子”などと言われますが、高温の湯に短時間浸かるのがこの入浴方法です。
入浴時間が身近のでのぼせの心配は少ないのですが、急な高温浴はヒートショックと言われる血圧の急上昇を引き起こし、脳出血などの引き金になります。
熱い湯が好きな人は十分なかけ湯と、ぬる湯からお追い炊きで徐々に熱い湯にカラダを慣らすようにしましょう。

【危険】熱中症風呂(11分以上×41℃以上)

熱い湯に長時間浸かるという最もリスクの高い入浴法です。
熱い湯に入った瞬間にヒートショックによる血圧の急上昇と、長時間の入浴による熱中症の危険性があります。
熱い湯を好む人は入浴前の十分なかけ湯やぬる湯からの追い炊き、また汗ばんだら途中で一度湯から出るなどの工夫をするといいでしょう。

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