「アイランドキッチンってよく聞くけど、実のところどんなキッチンなのかよく分からない…」という人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな「アイランドキッチン」に焦点を当ててお伝えします。
アイランドキッチンの意味や、メリット・デメリットを知り、将来のリフォーム計画にお役立て下さい!
アイランドキッチンとは
アイランドは英語で「島」のこと。つまり、アイランドキッチンとは、海にポッカリと浮かぶ島のように、壁から離れた状態で設置されているキッチンのことです。
従来のキッチンは背面が壁についているのが当たり前でしたが、アイランドキッチンの場合、キッチンが壁から独立しているのが特徴。
そのため、キッチン周りを360度ぐるりと歩くことができ、キッチンを挟んでキッチンの反対側にも立つことができるのです。
アイランドキッチンのメリット
近年では、アイランドキッチンにリフォームする方が増えています。そういった方は、アイランドキッチンのどんなところに魅力を感じているのでしょうか。
キッチンが明るく使える
壁についている従来型のキッチンは、他の部屋から独立しがちです。特にマンションのキッチンの場合は窓がなく、電気を消せばキッチンが完全に暗くなることも。
ですが、アイランドキッチンにすれば、冷蔵庫の水を飲むためだけにわざわざ電気をつけるということもなくなるわけです。
もちろん調理する際も、みんなと同じ空間にいながら調理できるので、気分的にも開放感があります。
アイランドキッチンは「電気をつけてキッチンに入っていく」という感覚を捨てることができるのです。
コミュニケーションが取れる
従来のキッチンは、調理する人が壁に向かっているため、他の部屋にいる人に背を向ける状態になっていました。そのため談笑の輪から外れなければならず、来客にお茶を出すにも一旦姿を消さなければなりませんでした。
でも、アイランドキッチンは同じ空間にいながら調理台の前に立つことができるため、コミュニケーションが途切れることがありません。
キッチンが広々と使えるため、複数の人とコミュニケーションしながら調理することも可能。ホームパーティーや、家族や夫婦で調理を楽しむ時間を持てるようにもなりますよ。
アイランドキッチンを利用して、自宅で料理教室を開く人も増えています。
空間がオシャレになる
オープンなアイランドキッチンは、人の目に付くため自然とキレイにするようになります。
そのためアイランドキッチンのデザインは、“見せるキッチン”を意識してスタイリッシュでおしゃれなものが豊富です。
I字型、L字型、正方形など、形も様々。システムキッチンを置く場所によって、リビングでテレビを見ながら、ホームパーティーでカウンターチェアに座る人と談笑しながらなど、様々な料理のスタイルも可能です。
アイランドキッチンは存在感があるので、ライフスタイルに合わせて自由に空間を演出できるのです。
アイランドキッチンのデメリット
アイランドキッチンのメリットはたくさんありますが、中にはちょっと困ることも。ここではデメリットをご紹介します。
ニオイや汚れが気になる
アイランドキッチンはリビングなど部屋の中にあるため、キッチンで調理している時や、調理後のニオイが気になります。
アイランドキッチンの換気扇は天井に設置することになりますが、たとえばIHの場合は上昇気流が弱いので、換気扇まで届かずに拡散してしまいがちです。
また、居住空間にあるため、水や油が床にはねると気になります。こまめに掃除したり、ガードパネルを設置したりするなどの工夫が必要になります。
丸見えになる
アイランドキッチンは、当然のことながら始終丸見えの形になります。「後片付けはあとでまとめてやろう」と使った食器類を放置しておくと、汚れたキッチンが目に付きやすくなるという欠点が。
ですが、シンク収納型の食器洗い乾燥機がついていれば、いつでもキッチンの上はきれいに保つことができます。
収納スペースが少ない
従来のキッチンは吊り棚収納や食器棚が近くにありますが、アイランドキッチンは収納スペースがあまり取れません。
そのため、シンク下や背面など、キッチン自体の収納を大きくすることが重要です。
アイランドキッチンのまとめ
アイランドキッチンは、空間をスタイリッシュでおしゃれに見せる独立型のキッチン。他の人とコミュニケーションを取りながら、窓の景色やテレビを見ながら調理するなど、ライフスタイルに合わせて設置することが可能です。
デザインも様々なものがあるので、あれこれ考えながら選ぶのも楽しいですね。おすすめのキッチンも特集しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。
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