システムキッチンは、多くの料理好きの憧れですよね。ガスコンロからシンクまでのフラットなライン、スッキリとした見た目ながら収納力抜群の使いやすさ。
システムキッチンとは、ガスコンロやシンクなどが一体型になったユニットを指しますが、その特徴はメーカーによって様々です。
今回は、システムキッチンのグレードや、メーカーごとの特徴についてご紹介します。
キッチンリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
システムキッチンのグレード
システムキッチンのグレードを決めるのは、機能・材質・タイプなどです。
機能
機能とは、装備されている各部位の使いやすさのこと。水回りならシャワーヘッドや排水口など。熱源ならコンロやオーブンなどです。ビルトインオーブンや、IHコンロ、ビルトイン食洗乾燥機などが装備されるとグレードもアップします。
また、調理器具などを収納するキャビネットも重要な機能です。
材質
材質は、トップや扉面などに使われる素材のことです。特に面積の広い扉面は、見た目を左右するため重要となります。
また、ワークトップの素材には、おなじみのステンレスから人工大理石、天然石などがあり、コストだけでなく耐久性や耐熱性も異なります。
タイプ
タイプとは、キッチンの形のことです。タイプには、シンク・作業台・コンロが横一列に並ぶ「I型」、シンクとコンロが独立して二列になっているⅡ型、その他L型やU型などがあり、設置面積も異なります。
集合住宅などの狭いキッチンで人気があるのはI型です。スペースのあるキッチンなら、シンクとコンロを両壁に設置して後ろを向くと別作業ができるⅡ型や、動線がコンパクトになるL型も人気です。
グレード別の費用相場
システムキッチンの費用目安は、工事費を入れて50〜150万円程度です。
たとえばトップ素材をステンレスにし、必要最小限の装備だけなら50万円程度に抑えることができます。逆に、トップを人工大理石や御影石にし、電動収納やビルトインオーブン、食器洗い乾燥機などをフル装備すると、100万円以上かかる場合も。
また、既にシステムキッチンで、コンロ部分をガスからIHにするなど部分的に取り替える場合は、30万円以下でもリフォームが可能です。
各メーカーのシステムキッチンの特徴
それでは、システムキッチンの代表的な5つのメーカーと、その特徴をご紹介します。
クリナップ
クリナップは、日本で最初にシステムキッチンを販売した会社です。多くのプロからも支持されているメーカーで、特徴は高品質なステンレスと優れたコストパフォーマンス。
特に、水や火を多く使うキッチンにぴったりな材質のステンレスにこだわり、独自の技術で信頼性の高いキッチンを開発し続けています。
LIXIL
様々なタイプを取り揃えているLIXILは、どんなキッチンにも似あうシステムキッチンが豊富にあります。
「くるりん排水口」や「よごれんフード」「ひろびろシンク」など、LIXIL独自のディテールがあり、商品によって少しずつ装備内容が異なります。
Panasonic
Panasonicは家電製品が有名ですが、最近ではテレビCMなどでもシステムキッチンをアピールしています。
Panasonicの特徴は、使いやすいワークトップやお手入れしやすい設計。3口のコンロが横並びのトリプルワイドやスキマレスなど、使う人を考えたアイデアが満載です。
タカラスタンダード
タカラスタンダードのシステムキッチンの大きな特徴は、ホーロー製と木製のキッチン。
ホーロー製キッチンは磁石がくっつく性質を活かし、どこでもくっつくマグネット式のラックや、マグネット式間仕切りなどを装備。ホーローは防水・防汚に優れ、熱や傷にも強いので、根強いファンが多いキッチンです。
一方、木製キッチンは温かみがあり、料理するのが楽しくなるような空間を作ります。カラーバリエーションも豊富で、インテリア性の高いキッチンです。
TOTO
TOTOは、水回りに強いメーカーならではの工夫が満載です。軽いタッチで水が出るタッチスイッチや、水を流すと野菜くずが排水口に集まるすべり台シンクなど。節水機能が充実しているのも人気の理由です。
また、インテリアやリビングに溶け込む美しいデザインにも定評があります。
システムキッチンのグレードやメーカー特徴のまとめ
システムキッチンのグレードや、メーカーごとの特徴をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
より細かいプランなどは、各メーカーによって設定されているため、気になるメーカーを調べてみるのが良いでしょう。
また、おすすめのシステムキッチンは以下の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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