リフォームノート

団地リノベーションの6つのポイント

2020年1月8日

団地リノベーションは、最近若い人を中心に人気が高まっています。
その理由は、比較的安く購入できることや自分の思い通りにリノベーションできること、住みやすい環境が整っているなどが挙げられます。

今回は、これから団地リノベーションを検討する人に向けて、実際に考えるべきポイントをお伝えしていきます。

団地リノベーションのメリット

団地リノベーションの最大のメリットは、間取りや内装を自由にできるということです。
建売のマンションや戸建の場合は、間取りも内装もすでに設計済みのため、自分のライフスタイルにピッタリとはなかなか行かないことも多いものです。
しかし、自分でリノベーションする場合は、動線などを考慮して部屋の配置を考えたり、好きな色柄の壁紙や素材を使うことも可能となります。

また、団地は基本的に、築年数30年以上など古い建物です。

通常の団地は勝手にリフォームすることは許可されませんが、団地再生プロジェクトの対象となっている団地は、リノベーションできることを条件に、団地に人を取り戻すことを目的としています。そのため比較的低価格で購入することができ、特に若い人や子育て世代でも手が届く価格なのが大きな魅力です。

団地はもともとたくさんの人が住むために作られたため、近隣にはスーパーや病院、学校などがあって便利です。また、敷地内はゆとりがあるため、緑がたくさんあり公園などもあって、子どもが育つには豊かな環境だと言えます。

団地リノベーションで注意すべきポイント

団地には建物独特の構造があり、検討する上でとても重要です。
構造の特徴を知ることはリノベーションの重要なポイントにもなるので注意しましょう。

コンクリートの耐久壁

団地は外観から見ても分かるように、コンクリートの建造物です。構造は戸建てなどに見られる柱ではなく、壁で強度を確保しています。築年数が古いものが多いですが、コンクリートのため耐震強度はさほど心配いりません。

ただし、部屋と部屋の間の壁が支えになっている場合、思うような間取りにできないことがあります。構造壁といい、その壁自体で建物を支えている場合です。

給排水は動かせない

給排水はまとめて収められているため基本的に動かせません。キッチンやトイレ、風呂場などの水回りは給排水の位置からあまり離れた場所には配置できないので、予め確認しておくと良いでしょう。

電気やガスの容量が少ない場合もある

物件によっては、電気やガスの容量が小さい場合もあります。昔は浴槽の外側に外釜がついている風呂が多く、追い焚き機能などはついていませんでした。そのため容量の大きな給湯器などや追い焚き機能の後付けを設置できない可能性も出てきます。電気やガスの容量は、事前に確認しておきましょう。

共有部分はリノベーションできない

マンションなども同じですが、団地も共有部分はリノベーションできません。具体的には廊下やバルコニー、窓ガラス及びサッシ、玄関ドアなどです。

もし冬の寒さなどに問題がある場合は、断熱材などを使用すればカバーできます。また、窓からの騒音などはインナーサッシを取り付ければ対応可能です。

団地サイズはコンパクト

団地サイズは、通常の戸建てよりもややコンパクトにできています。
6畳で考えた場合、京都を中心に関西から九州地方までで使われる京間は382×286.5cm、関東甲信越などで用いられる江戸間は352×264cm、名古屋などで使われる中京間は364×273cmです。

それに対して団地間は340×255cmで圧倒的にコンパクトです。同じ6畳でも内見したら思っていたより狭いという場合もあることを念頭に入れておきましょう。

エレベーターがない

団地には、基本的にエレベーターがありません(建て直しで設置してある物件もあります)。
現在では3階以上の建物にはエレベーターがついていますが、団地が建てられた当初は“速く安く”という建設事情や“終の棲家として考えられていなかった”などの理由があったようです。そのため、足腰が弱くなると上階に住めなくなって引っ越してしまう人もいます。
4階以上になると毎日の往復やゴミ出し、重い荷物の持ち運びなどが大変になることもあるので、いつまで住むのかなども考慮に入れる必要があります。

団地リノベーションのポイントのまとめ

団地リノベーションは、低価格で自分の思い通りの住宅にリノベーションできることで人気ですが、団地をリノベーションする際には以下のポイントに注意する必要があります。

5つのポイント

  1. 構造壁は取り払えない
  2. 給排水の位置は動かせない
  3. 電気・ガスの容量が少ない場合がある
  4. 共有部分はリノベできない
  5. 団地サイズを考慮に入れる
  6. エレベーターがない

メリットとデメリットをしっかりと押さえた上で、自分のライフスタイルに合ったリノベーションができる物件を探すのがおすすめです。

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