居心地のよいトレイとはどんなトイレでしょうか。
全自動トイレ「アラウーノ」でお馴染みのパナソニック各部式会社エコソルーションズ社の調査によれば、「居心地のよいトイレ空間に重要なこと」は、1位「トイレのニオイが臭くない」、2位「見た目の清潔さを保つ」、3位「トイレの空気がキレイ」でした。
臭いトイレは嫌われる
全国の20~50代の男女1,000名を対象に「トイレのニオイと掃除に関する実態調査」を実施したところ、「居心地のよいトイレ」ベスト3は、①臭くない66%、②清潔60%、③空気がきれい49%。
これら3つの要件は、4位以降の項目を大きく引き離しています。
「居心地のよいトイレ空間に重要なこと」
- 「トイレのニオイが臭くない」66%
- 「見た目の清潔さを保つ」60%
- 「トイレの空気がキレイ」49%
臭いニオイの原因は壁にあり
トイレの臭いの原因は実は壁にあることを知っていましたか?
便器の掃除はほとんどの人がしているのに、壁の掃除をしていない人がほとんど。
なんと82%もの人がニオイの原因は壁にあることを認識していないのです。
「トイレのニオイが蓄積されていると思う箇所」を調査したところ、全体では「便器のフチ裏」だと考えている人が42%と最も多く、次いで「便器の内側」「便座(裏)」と便器や便座本体が挙がりました。
これらの箇所は、全体の約8~9割の人が「普段トイレ掃除をしている箇所」でもあることから、ニオイが蓄積されると考えられている箇所は、普段から掃除も頻繁に行われている箇所であることがわかりました。
しかしながら、トイレ空間全体の大部分を占める「トイレの壁」については、全体の82%の人がトイレの嫌なニオイの蓄積場所としての認識がなく、普段の掃除箇所としての認識も低いことが明らかとなりました。
このため、「トイレの壁」へのニオイの染みつきがトイレ掃除の盲点となり、掃除をしても取れない嫌なニオイの根本原因となっている可能性が示唆されました。
分かっていてもトイレの脱臭対策は面倒くさい
全体の約半数が実際に自宅トイレの脱臭対策を行っており、気にはなっているもののきちんと対策ができていない人の割合も全体の約3割にものぼりました。
また、「多くの人が行っているが面倒な脱臭対策」には「こまめな掃除」があげられ、生活者の負担となっていることが明らかになりました。
名誉トイレ診断士に聞く「トイレ掃除の極意と真実」
そこで、トイレ研究歴12年の“名誉トイレ診断士” どきどきキャンプ佐藤氏に、「トイレ掃除の極意と真実」を聞いてみましょう。
Q トイレの“あのニオイ”、どこからにおっているの?
Q では“壁臭”をなくすためには?
Q 他人の家のトイレで一番気になるのは?
Q ニオイや汚れを事前に予防するためには?
名誉トイレ診断士 佐藤 満春(さとう みつはる)さん
「名誉トイレ診断士」「トイレクリーンマイスター」「掃除能力検定士」の資格を持ち、トイレ芸人としてもテレビやラジオで活動中。著書に「佐藤満春のトイレ学」など。