キッチンは家族の健康を管理する大切な場所です。毎日使う場所なので、機能だけでなく居心地の良いキッチンにしたいですよね。
最近では対面式やIランドキッチンなど、様々な形が流行していますが、キッチンのリフォームでは思わぬ失敗をしてしまう場合もあります。
ここでは、そんなキッチンリフォームの失敗例と、失敗しないための留意点をお伝えします!
キッチンリフォームの失敗例
まずは、よくあるキッチンリフォームでの失敗例をごらんください。
Iランドキッチンにしたら人目や臭いが気になる
みんなでワイワイ使えるIランドキッチンは、調理する人が孤立せずに他の人とコミュニケーションできる理想的なキッチンとして、人気があります。
しかし、予想しなかったIランドキッチンの失敗がこちらです。
- 人目につくため、すぐに後片付けしなければならなくなった
- 調理中や調理後の臭いがリビングに広がり、いつまでも残る
- 意外と広いスペースが必要
- 水はねや油はねなどはすぐに拭かないと汚らしく見える
Iランドキッチンは前後左右にスペースが必要なため、最低でも6畳程度のスペースが必要です。
リフォーム前より狭くなった
図面ではよく確認したつもりなのに、いざ使ってみると狭いということがあります。特に、Ⅱ型や対面式などにした際、夫婦2人でキッチンに立つとすれ違えないなどの不都合が生じる場合があります。
ゴミ箱を置くスペースがない
意外と忘れがちなのが、ゴミ箱スペースです。食器棚や冷蔵庫の位置は確保するのに、ゴミ箱を置くスペースを忘れたために、ゴミ袋を床に直置きにしているというケースがあります。
対面式にしたら暗くなった
壁に面した従来型のキッチンだったときは、壁に窓があったため明るかったのに、対面式にした際に壁一面を収納にしたため、手元が暗くなったという例があります。
失敗しないための3つの留意点
使い勝手が良くなるはずが、失敗したらこれほど残念なことはありません。失敗しないためには以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
Iランドキッチンではこれに留意すべき
Iランドキッチンにリフォームする前に、次の点に留意しておきましょう。
- 広いスペースの確保
- 調理中や調理後の臭いをどうするか
- 人目につくかもしれないことを考慮する
- 水はねや油はねの対処
対策としては、高性能の換気扇を設置する、まめに片付けや掃除をする、目隠し対策をするなどが有効です。
通路の幅は90cm必要
キッチンの通路は、最低でも90cmくらいあると余裕を持って動くことができます。リフォームする際には90cmを目安と考えておくと良いでしょう。
実際にする動作を全部考えてみる
ショールームで一目惚れして購入するというケースも多いと思いますが、キッチンを選ぶ際には、実際にする動作を想像しながら考えてみてください。
キッチンの高さは自分の身長に合っているか、冷蔵庫を開けて食材を取り、作業台までの移動がスムーズにできるか、よく使う鍋の大きさとコンロの数、ゴミ箱の位置等々。
動線を考えると、自分が求めるニーズが見えてくるはずです。
ポイントを抑えて失敗しないキッチンリフォームを!
キッチンをリフォームする際は、商品の美しさに目が行きがちですが、なんといっても使い勝手が第一です。
リフォームを考える理由は、調理している際も他の家族とコミュニケーションを取りたい・2人でキッチンに立ちたいなど人それぞれです。自分が求めるニーズを実現するためには、どれくらいの空間が必要なのか、今まで当たり前にあったことがなくなって不便はないかなども、慎重に考える必要があります。
キッチンは家族の健康を司る重要な場所です。機能性が向上すれば、調理の時間も楽しくなりますよね。今よりもっと居心地を良くするために、気をつけるポイントは以下の3つです。
- Iランドキッチンは位置・臭い・人目・掃除に留意する
- 余裕を持って立ち振る舞える通路の幅は90cm
- 選ぶ前に実際の動作を想像してみる