年齢を重ねるごとに不眠に
10代や20代の頃は休日など何時間でも眠れたのに、40代、50代と年齢を重ねるごとに不眠になっていると自覚している女性は多いようです。
不眠と言っても症状の出方は人それぞれなのですが、よく聞くのは寝つきが悪くなってきたことです。
早くに布団に入っても一向に眠れない、寝たのか寝ていないのかよくわからない状態で朝を迎えるなど、良質の睡眠が取れていない人が多いのです。
40代半ばから50代にかけて女性は更年期を迎えます。
閉経があったり、それに伴う様々な体の不調が見られます。
寝つきが悪くなる原因
更年期前後は、エストロゲンの分泌が少なくなります。
エストロゲンが減少する反面、卵胞刺激ホルモンが増加するため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
このホルモンバランスの乱れによって体に様々な不調が起こるのですが、その中の一つに寝つきが悪くなるという症状があります。
また、自律神経のバランスも乱れてしまうため、寝ている時にトイレが近くなって何度も目覚める、ホットフラッシュで寝汗が出て夜中に目が覚める、手足が冷えてよく眠れない、胸が苦しくてよく眠れないといった症状が出るのです。
自律神経が乱れると…
- 睡眠中にトイレが近くなって何度も目覚める
- ホットフラッシュで寝汗が出て目覚める
- 手足が冷えてよく眠れない
- 胸が苦しくてよよく眠れない
寝つきを良くする方法は
体が冷えているとなかなか寝つけません。
下半身が冷えているとなかなか眠れないよね。
体を芯から温めるのなら、半身浴がおすすめです。
じんわり汗が出るくらいまでゆっくり浸かりましょう。
布団の中に湯たんぽを入れておくのも良い方法です。
湯たんぽは、自然に温度が下がっていくのでちょうど良いのです。
電気毛布などは体が乾燥してしまうのであまりおすすめできません。
トイレが近いというのも、体が冷えてしまっていることが考えられます。
また、寝る1時間前はパソコンやスマホを操作するのは止めましょう。
画面を見つめていることで脳が刺激されてしまい、寝つきが悪くなるからです。
アロマテラピーや音楽を聴くなど、寝る前に決まった行動をとると入眠儀式となるのですんなり眠ることができます。
眠らなければと考えれば考えるほど眠れなくなりますからリラックスできるような入眠儀式を決めておくと良いでしょう。
最近では、心地よい眠りに導いてくれるサプリメントも発売されていますので、試してみてはいかがでしょう。
なかなか寝つけないため睡眠不足になり、日常生活に支障が出るような場合は一度病院で診察を受けられることをお勧めします。
寝つきを良くする方法
- 半身浴をする
- 布団に湯たんぽを入れる
- 寝る1時間前はパソコンやスマホは控える
- 寝る前に決まった行動をとる
- サプリメントを飲む