なぜ更年期に動悸や息切れがするのか
更年期と言われる年代になって、突然動悸や息切れを感じるようになった。
夜、寝ている時に急に激しい動悸がして目が覚めるようになった。
このような経験はありませんか?
心臓が悪いのかと病院に行って調べてもらったけれど、特に異常はないと言われてどうすれば良いかわからない人もいるでしょう。
実は、この動悸には更年期障害が関わっている可能性があるのです。
では、なぜ更年期障害で動悸や息切れがするのでしょう。
心臓の動きや呼吸は、自律神経がコントロールしていますが、更年期では自律神経が乱れてしまいます。
その結果、動悸や息切れが起こってしまうのです。
更年期に自律神経が乱れてしまうのは、この時期に女性ホルモンが減少するために自律神経が正しく働いてくれなくなるから。
しかしすべての女性が動悸・息切れするとは限りません。
動悸・息切れが起こるのはストレスや何か悩み事があるからとも言われています。
更年期の年代というと、子どもの受験や親の介護など、様々な悩みやストレスを感じる頃ですからストレスや疲れが溜まりやすいかもしれません。
更年期障害による動悸や息切れが起こったら、慌てずにゆっくり深呼吸しましょう。
呼吸が苦しくなると、息を吸うことばかりに気持ちが向きますが、まずは肺の中に溜まった空気を外に出さなけれ新鮮な空気を取り込むことはできません。慌てずに息を吐く方にできるだけ時間をかけるてください。
更年期の女性は疲れやすい
更年期を迎える女性(40代から50代)の多くは、「疲れやすくなった」と訴えます。
「今までは何ともなかったことが辛くなった」とか、「疲れが翌日になっても抜けない」と感じると、年を取ったからかなと感じるものですが、加齢だけが原因ではありません。
女性のカラダはとても繊細で、ちょうど更年期の頃は女性ホルモンが急激に減少するために様々な不調があらわれます。
疲れやすいというのもその一つです。
「カラダがだるい」「カラダが重い」「イライラする」というのは、ホルモンバランスが乱れてしまったことによって起こる症状と言えます。
更年期によるカラダの変化への対処法は、「リラックスすること」と「質の良い睡眠をとること」です。
これだけでかなり改善します。
規則正しい生活を送り、食事は三食バランス良く食べ、良く眠ることを心がけるようにしましょう。
更年期障害の対処法
- リラックスする
- 質のよい睡眠をとる
しかし、家族のためにはできても自分のことは後回しになりがちなのがこの年代です。
家族にも協力してもらって、一日何もしない日を作るとか、趣味に没頭する日を作るようにして、ストレスを発散させると良いでしょう。