痩せたい部分としてほとんどの方が答える「お腹周り」。ポッコリとしたお腹だと身体のラインが出やすい洋服は着こなせないなど、制限も出てきます。
また、日本ではモデル体型のようなスリムな体型が好まれる傾向があるため、できるだけお腹周りをダイエットしたいという方が多いです。
お腹周りをダイエットする3つのポイント
お腹周りを改善するためにはいくつかポイントがあります。
3つのポイント
- 便秘改善
- 程よい運動
- バランスのいい食事
こんなこと?と思うかもしれませんが、ぽっこりお腹を改善するにはこれが一番効果的です。
それでは、1つずつ詳しく説明していきましょう。
1.便秘改善
ぽっこりお腹の方で便秘症という人はいませんか?
お腹周りが気になる方で便秘症の人は便秘が原因であることが多いです。
便や老廃物が排出されずに腸に溜まると、それらが水分をどんどんと吸収し、黒ずんだ状態の便になり、腸内環境も悪くなっていきます。
腸内に黒ずんだ便が貯まり、腸周りの筋肉が緊張してこわばると、見た目に影響するほどお腹がぽっこりとしてきます。
さらに腸内環境が悪くなり、毒素が発生すると、血行が悪くなり、お腹が冷えやすくなります。
体温が低いところでは脂肪燃焼がうまくいかないため、当然お腹周りの脂肪が燃焼されずにどんどん蓄積していきます。
≪便秘を解消するには≫
①発酵食品でお腹をすっきりさせる
腸内環境の改善として有名なのは乳酸菌です。
ヨーグルトが代表的な例ですが、日本人の75%は乳糖不耐症のため、乳糖を分解する酵素を持っていなかったり不足しています。
そのため、ヨーグルトで乳酸菌を取っても吸収されないのです。
ヨーグルトを食べると腹痛や下痢症状、頭痛などが起きるという人は乳糖不耐症の可能性が高いです。
日本人はヨーグルトからではなく、発酵食品から乳酸菌を摂るのが理想です。
②食物繊維の多い食品を摂る
便秘の原因として多いのは食物繊維が不足しているからというものです。
そのため、食物繊維が便秘に良いというイメージがあります。
具体的な効果として、食物繊維が便を排出しやすい硬さにする、大腸のぜんどう運動を促す、腸内の有害な物質を吸着する、腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減少させるなどが挙げられます。
糖の吸収を抑えたり、コレステロールを身体の外に排出する作用があるため、肥満予防にもなります。
2.程よい運動
運動は脂肪を燃やす有酸素運動が有効です。ウェイトトレーニングなどの無酸素運動ではなく、ウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられます。しかし、これらの運動は20分以上行わないと脂肪を燃焼しないので注意しましょう。
ただ、なかなか家を空けられない、忙しくてウォーキングやジョギングが出来ないという方は家で出来る簡単なエクササイズがあります。
・ドローイン
ドローインとは息を吐きながらお腹をへこませるというエクササイズです。いわゆる腹式呼吸のようなものです。
前を向いておへその上あたりを意識しながら、両手をウエストにあててゆっくりとしっかり息を吐きます。お腹を限界までへこませるつもりで行います。
・フェイスタオルでエクササイズ
フェイスタオルの両端を両手で持って腕を伸ばしたまま頭の上にあげて、左右に倒していきます。フェイスタオルを持ちながら、腕をまっすぐに伸ばして、ウエストをひねるのも効果があります。
3.バランスのいい食事
食生活が多様化した現代では食生活が偏り勝ちになります。
食生活が偏ると血行が悪くなったり、新陳代謝が悪くなってしまいます。栄養バランスを考えた食事を摂ることで血行を良くし、新陳代謝が活発になり、痩せやすい体質になることが出来ます。
ちなみに1日の合計カロリーの目安は年齢や身長、活動などにもよりますが、成人男性なら約2,600kcal、成人女性なら約2,000kcalです。
カロリーがオーバーするといきなり太らなくてもじわじわと体型として現れるため、カロリー調整をしましょう。
まとめ
お腹周りのダイエットをするには運動だけでなく、バランスのいい食事や腸内環境を整えることが大切です。
急激な食事制限や運動は続かなかったりリバウンドの原因になったりするため、おすすめできません。
適度に行うことで、リバウンドすることなくダイエットを行うことができるでしょう。