更年期におけるむくみとは
- 40代を過ぎてから、頻繁にむくむようになった。
- 以前は夕方からむくみ出したが、最近は昼間からむくんでいる。
このような場合は、更年期におけるむくみかもしれません。
むくみとは、リンパ液の流れが滞り、正常に代謝されないため、皮膚の下に余分な水分が溜まった状態のことを言います。
むくみは顔や手足に出やすいのですが、更年期の場合はカラダがむくみやすくなります。
このむくみの原因は、冷えが考えられます。
更年期になると、冷えを感じるという女性は多くなってきます。
カラダが冷える影響で、血行が悪くなり、リンパの流れも悪くなるためにむくみの症状が現れます。
更年期に冷えを感じるのは、女性ホルモンが減少してホルモンバランスが崩れ、それが原因で自律神経も乱れてしまうので血行が悪くなるからです。
また、女性は男性に比べると筋肉量が少ないのも冷えの原因です。
筋肉量が少ないと熱を作る力が足りないため、冷えてしまうのです。
こんなむくみは要注意
今までほとんどむくみを感じなかったのに、40代を過ぎてから足が頻繁にむくみ、痛みがあるような場合には注意が必要です。
更年期にはむくみやすくなると言われているため、きっと年齢のせいだろうと見過ごしがちですが、病気でもむくみが出ることがあります。
いつもむくんでいて、痛い時は腎臓や肝臓の病気の可能性があります。
また、血管に何らかの障害が起きている可能性もありますので病院で検査をしてもらった方がいいでしょう。
むくみの解消法は
更年期によるむくみだとはっきりしたら、「仕方がない」とそのままにしがちですが、解消できるものならしたいものです。
更年期のむくみの一番の原因は冷えですから、カラダを冷やさないようにすることが大切です。
入浴はシャワーだけで済ますのではなく、湯船に浸かりましょう。
時々半身浴を行うと血行が良くなってカラダの芯から温まります。
食事でもカラダを温める食べ物を摂るようにしましょう。
しょうがやねぎなどの香味野菜、ニンジンやレンコンなどの根菜類がおすすめです。
また、軽い運動も効果的です。
軽いウォーキングをするだけでも血行が良くなるので冷えの解消、むくみの解消へつながります。
むくみが気になると、水分を摂るのを控えてしまいがちですが、控え過ぎるとかえってむくみが出るので適量の水分は摂るようにしましょう。
一回当たり100ccから200ccくらいをこまめに飲むと良いです。
これらを試してみて解消すれば良いですが、ダメな場合は病院で更年期障害の治療を受けた方が良いでしょう。
むくみ解消法
- 半身浴をする
- しょうがやねぎなどの香味野菜、ニンジンやレンコンなどの根菜類を食べる
- ウオーキングなどの軽い運動をする
- こまめに水分補給をする